庭の仕上がりは、お客様の笑顔がいいな [花屋さんの仕事 ガーデニング編]
こちらのお庭が、少しずつ変身していく様を
今日は、ご紹介いたします。
今回のお客様の最初のご希望は、
今は垣根がないので、
何か、垣根を作って、
バラを這わせて、
アーチなどを建てて、
素敵なお庭に仕上げてほしい
出来るだけ低予算で・・・・
ということでした。
6月の半ばにこのお話をいただき、
急いで、見積もりと完成予定図 を描きました。
私は、パソコンで、図が描けないので
手書きで、描くんです。
へたくそなんですけど・・何とか伝えます
まず、お庭の写真を撮り、
長さや大きさを計測して帰り、
お客様の ご希望のイメージ を出来るだけ全部取り入れて
イメージ図を描きます。
このとき悩まされるのが予算です
出来るだけ低予算に抑えるために
ありとあらゆる業者さんの材料の資料を基に
‘安くていいもの’を探して組み合わせていきます。
何パターンも考えて
予算を出していくので、
とっても頭を使う作業なのです
初めは、一番張り切った見積もりを立て、
そこから、お客様と相談して、
これは省いて、 とか
これは、少し間をおいて次回にして、
などと 変えていき、
最終案を 再び書き直していきます。
この過程で、
お客様には残酷ですが、
理想とは違った 「現実」を
突きつけなければなりません。
だからこそ、今の段階で、
これなら、「納得がいく」 という案を
だして差し上げなければならないと思うんです。
こちらのお宅の場合は、
今回は、
外枠の白い垣根を作り、
シンボルツリーを1本植えて、
バラは、今、出荷時期が外れるため、
現在、北側で弱っているバラを移植すること のみにして、
秋から冬に新しいバラを植えて、アーチを建てることにしました。
今回は、少し垣根に這わせる植物を植える程度で
我慢していただきます。
後は、花壇や鉢に夏の花を植え替えることにしましたので、
予定より、半分以下の金額で仕上げることが出来ました
以下の写真が仕上がっていく様子です。
まず、垣根で、外枠を・・
こちらは、植栽をした後のものです。
(雨が降ってきたので、ちょっとバタバタの写真撮りですが・・・)
植栽のピンクの‘ノウゼンカズラ’と‘ルリマツリ’が1ヵ月後には垣根を這ってくれるでしょう。
まだ、未完成ではありますが、
お客様には
「低予算だったのに、思っていた以上のものになって
満足です。」
と笑顔で言っていただけました。
初めの希望より、随分変更がありましたが、
やっぱり、この笑顔がいただけないと
締めくくれないですね。
秋には、ローズガーデンを完成させ、
更なる笑顔をいただきたいと思っています
これが今期の夏の植替えの最後の仕事になりました。
梅雨までに終われて ほっとしています。
後少しの間の雨で、
植物達もしっかり、成長してくれることでしょう。
後は、害虫駆除が待ってますけど・・・
色がついていて立体的だととてもイメージがしやすいですよね。出来上がりのフェンスも
おうちの雰囲気にとても似合っていますし、るりまつりやのうぜんかずらの あの 透明感のある色をよりいっそう引き立ててくれる色合いのフェンスだと思いました。
秋冬のバラのアーチも楽しみで、これならお客様も大満足♪(予算も半分で済んだということですし!)だろうなぁって納得できます。
本当にお疲れ様でした!!
でも害虫駆除という あまり嬉しくない作業がこれからの季節には待っていらっしゃるのですね・・・(涙)。お花屋さんのお仕事は、憧れですが、想像以上に大変なのだなぁと しみじみ、みーむさんのブログを拝見していて感じています。
by うきぼん (2010-07-12 08:47)
うきぼんさん、いつもありがとうございます。
花屋さんて、本当は重労働なんです。
どちらかというと、土方仕事のような・・(笑)
1日や2日で、辞める人も多いです。重いものを持つことも多いですからね。
でも、続けていると意外とたのしいんですよ。
by みーむ (2010-07-16 23:02)