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虫が動き出す日ー啓蟄(けいちつ)に何をするの [旧暦でわかる花木の1年]

今日、2011年3月6日は、旧暦の二十四節気でいう啓蟄(けいちつ)」です。

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「二十四節気」というのは、

 旧暦では、1年が354日と考えられています。
 
 中国で、その昔、農民が農耕作業を正確に行うために 季節を正しく把握する目的で、
 1年を春夏秋冬の四季に区切り、それらをさらに6分割して作られた暦です。

 旧暦では 2/4頃の「立春」が1年の始まりと考えられているので

 立春(りっしゅん) 正月節  この日を基準に日を数える <今の2/4頃>
 雨水(うすい)   正月中  雪が解けて雨水になる頃 <今の2/20 頃>
 啓蟄(けいちつ) 二月節 冬眠していた虫が穴から出てくる頃 <今の3/5頃> 
 春分(しゅんぶん) 二月中 この日を境に昼が夜より長くなる <今の3/20頃>
 清明(せいめい) 三月節  芽を出した草木のなまえがの判断ができるようになる頃 <今の4/4頃>
 穀雨(こくう)    三月中 穀物を生育する雨が降る頃 <今の4/20頃>

これらを二十四節気では、 となります。

ちなみに、いまの暦で、2/4頃というのは、旧暦では1年を354日で考えていますので、新暦の365日とは、11日の差が出てきます。これを調節していくので、多少の誤差が出てきます。

IMG_1952.jpg



前回、ひな祭りの日に少し旧暦の話をして思い出したのですが、
私達、花屋にとって、旧暦は切っても切れない仲 でして、
この暦を基準にすると、花の成長や世話が手に取るようにわかります。

そこで、今年は、この旧暦に沿って、皆さんと花を育てて行くお話をしようと思いました。


IMG_1962.jpg




さて、それでは、旧暦に合わせて花の作業をしましょう。

少し過ぎましたが
「雨水(うすい)」 にあたる 2/20頃~3/5頃には、雪が溶け出し、芽が動き始めるので、
  これから動き出す花芽のために 肥料を与えます。 
  特に、春に花を咲かせる木には、油粕や骨粉をまぜた肥料を与えましょう。


「啓蟄(けいちつ)」 にあたる 3/6~3/20頃には、虫が目を覚まし動き出す頃なので、
  虫の対策をしましょう。
  オルトランなどの防虫剤をまいたり、また、ナメクジにも気をつけだしましょう。
  無農薬で栽培される方は、こまめに作物をチェックしましょう。
  虫も少ないうちなら退治しやすいはず。


さあ、目には見えなくても、もう春は、始まっています。
旧暦と共に、作業を始めましょう。

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yoko-minato

こんにちわ。
昨日は大変でしたね。
大きな被害を受けた東北の
方たちのことを思うと辛いですね。
本当に怖かったです。
建物が崩れると思いました。
by yoko-minato (2011-03-12 17:17) 

みーむ

yoko-minatoさん、ご無事でなによりでした。
連日の報道で、被害の大きさに胸が痛みます。

by みーむ (2011-03-13 22:02) 

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