手入れが苦手な人の宿根草と球根の庭(プロローグ) [自分で庭造り]
庭づくりってやってみないとわからないものなんですよ。
なぜなら、 「そこに住む人があっての庭」 だからです。
光の当たり具合や風の当たり具合などはある程度予想できます。
お客様の要望・・どんな庭にしたいか!・・を伺い
それに見合った木や花を植えたつもりでも
それを育てていくのは そこに住む人の手にかかっています。
水遣り具合、その後の剪定などが苦手な住人であれば
せっかく綺麗になった庭が、5年後には荒地のようになってしまう・・・
だからこそ、そこに住む住人の管理具合を把握して、
その方でもずっと綺麗な庭を保てるように改善を重ねていかなくてはならないのです。
そうして数年後、その家の環境にも人にも見合った理想の庭が完成となるのです。
でも、それが一番難しいところでもあり、楽しいところでもあります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
昨年より、携わらせていただいているお庭の話をしましょう。
もともと、ご自分で、いろいろと植えてお庭造りをされていたのですが、
「もうギブアップです。まとまらない!!」とのことで、
アプローチ付近をReガーデンさせていただくことになりました。
この方の理想は、
手入れ(水遣りや草抜きもふくめ)が苦手なので、あまり手がかからない花や木で、
将来は自然に生えてくるような庭。ナチュラルな庭のイメージだそうです。
もちろんあまり予算をかけないことがbest!なので、
小さな苗から毎年大きく育てていくことにしました。
2012年初夏
初めの年は5月から6月にかけての作業。
オリーブやハナミズキなどの比較的手入れの簡単な樹木を植え、
今、すでに育っているものを残して、植えなおしながら、
あいたところに宿根草を足して、作りこんでいく作業をして夏を迎えました。
南から、何もさえぎることなく当たり続ける日差し と、
水遣りの苦手な住人。
その必死な水遣りにもかかわらず
夏の暑さにやられてしまった苗も多々ありました。
そして、容赦なく育つ雑草に埋もれて負けてしまった宿根草もあり、
やがて、秋へ・・・
雑草を抜き、伸びきった宿根草を剪定し
春に咲く宿根草や球根を少しプラスして植え、春を待ちました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2013年春
2年目を向かえ、去年1年間の庭の様子と住人の手入れ具合を思い返してみました。
果たして住人の求めていた庭に近づけることが出来ていたのでしょうか?
<反省点>
①苦手な水遣りをクリア出来ていない。水をやらなければ育たない庭になってしまったのでは?
②夏場や冬場に美しく咲き続けた花が少なかった。厳しい環境に適応する宿根草を足す必要がある。
③剪定や誘引の必要がある手のかかる植物が多すぎるのでは?
これらの反省点を踏まえて、2年目は、
水遣りや剪定などの手がかかりにくいナチュラルガーデンを目指し、
植えなおし、植え足しをしていくことにしました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
次回 「手入れが苦手な人の宿根草と球根の庭(第2章)」に続く
なぜなら、 「そこに住む人があっての庭」 だからです。
光の当たり具合や風の当たり具合などはある程度予想できます。
お客様の要望・・どんな庭にしたいか!・・を伺い
それに見合った木や花を植えたつもりでも
それを育てていくのは そこに住む人の手にかかっています。
水遣り具合、その後の剪定などが苦手な住人であれば
せっかく綺麗になった庭が、5年後には荒地のようになってしまう・・・
だからこそ、そこに住む住人の管理具合を把握して、
その方でもずっと綺麗な庭を保てるように改善を重ねていかなくてはならないのです。
そうして数年後、その家の環境にも人にも見合った理想の庭が完成となるのです。
でも、それが一番難しいところでもあり、楽しいところでもあります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
昨年より、携わらせていただいているお庭の話をしましょう。
もともと、ご自分で、いろいろと植えてお庭造りをされていたのですが、
「もうギブアップです。まとまらない!!」とのことで、
アプローチ付近をReガーデンさせていただくことになりました。
この方の理想は、
手入れ(水遣りや草抜きもふくめ)が苦手なので、あまり手がかからない花や木で、
将来は自然に生えてくるような庭。ナチュラルな庭のイメージだそうです。
もちろんあまり予算をかけないことがbest!なので、
小さな苗から毎年大きく育てていくことにしました。
2012年初夏
初めの年は5月から6月にかけての作業。
オリーブやハナミズキなどの比較的手入れの簡単な樹木を植え、
今、すでに育っているものを残して、植えなおしながら、
あいたところに宿根草を足して、作りこんでいく作業をして夏を迎えました。
南から、何もさえぎることなく当たり続ける日差し と、
水遣りの苦手な住人。
その必死な水遣りにもかかわらず
夏の暑さにやられてしまった苗も多々ありました。
そして、容赦なく育つ雑草に埋もれて負けてしまった宿根草もあり、
やがて、秋へ・・・
雑草を抜き、伸びきった宿根草を剪定し
春に咲く宿根草や球根を少しプラスして植え、春を待ちました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2013年春
2年目を向かえ、去年1年間の庭の様子と住人の手入れ具合を思い返してみました。
果たして住人の求めていた庭に近づけることが出来ていたのでしょうか?
<反省点>
①苦手な水遣りをクリア出来ていない。水をやらなければ育たない庭になってしまったのでは?
②夏場や冬場に美しく咲き続けた花が少なかった。厳しい環境に適応する宿根草を足す必要がある。
③剪定や誘引の必要がある手のかかる植物が多すぎるのでは?
これらの反省点を踏まえて、2年目は、
水遣りや剪定などの手がかかりにくいナチュラルガーデンを目指し、
植えなおし、植え足しをしていくことにしました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
次回 「手入れが苦手な人の宿根草と球根の庭(第2章)」に続く
コメント 0