フランスで日本の野菜を作る人

5月30日に　TBS系列で放映された
「情熱大陸」　という番組を見られた方　いらっしゃいますか？

あの時間、丁度ブログの更新をしていたのですが、
ただ、BGMのように聴いていた　その番組に
いつの間にか　くぎづけ　になり
1時間、見入ってしまいました

その日の放送は、
フランスで　日本の野菜を生産している
農業家の　山下朝史　さん　という方のドキュメンタリーでした。


ある時、フランスのニュースで、
「愛のある農業家」と紹介され、
その名がフランスで知られたとか・・・で

フランスで有名な三ツ星レストランのシェフに
この方の野菜で、料理を作って出したいと思われている
それはそれは、愛されている生産者　の方の様でした。


彼は　言います。
‘‘「根性」って言葉があるでしょう。
あれは、
　地に足をつけてしっかりとやっている
そういうことを表しているんだと思うよ　’’

日本を離れ、長い間、異国の地で働き、
盆栽の販売をへて、
49歳のときに、今の農業をやり始めた

それはそれは、長いみちのりを
歯を食いしばって、頑張ってこられた方だからこその
思いだったのでしょうか・・・



山下さんの野菜を育てている姿がテレビの中に移ります。
幸せそうに苗と向き合っています。
1粒ずつ種を植え、間引いて、苗を大きくして、
水をやり、1苗ずつ育ちを確認して・・・

‘‘今、目に映っているのは野菜の苗。
　　でも、それは、自分に向き合っているようなもの’’



　くう～～～ううう！

それ、わかります。わかります。

だって、私もそうですもの・・・



‘‘卑下したり、傲慢になったりすることが
　　自然と避けられている気がする・・　　’’


農業　いいですね。

植物を植えて、育てる　って
やっぱり、みんな自分と向き合っているということに
気づいてしまうんですね。



植物が育たないのは
自分に何か足りないところがあることを
自然と気づかされるんです。
それと、日々向き合っている人は
どこか大きさを感じますよね。

田舎のお父さんやお母さん
おじいちゃんやおばあちゃんの顔
浮かんできませんか


彼が野菜を提供しているレストランは　6件

どこも一流シェフの有名な　レストラン　で、
そのシェフたちは、山下さんが作る野菜を
いつも心待ちにしています。



特に季節限定の「奇跡のかぶ」と呼ばれているかぶを・・





‘‘隣の畑を借りて、生産性をあげるのは、
　不可能では　ない

　　でもそれでは、今の自分のクオリティを
　　維持する自身がない。

　　
　　生産者とシェフとの心がつながっているほうがいい’’





　私の仕事に対する思いと似た方をテレビの中に見て
　1時間、うんうんと首を縦に動かしながら見入ってしまいました。


　
　山下さんの奥さんは言います。

　
　「もう少し稼いでくれないとね」



　しかし、それも現実！！





ちなみに、今回ブログで紹介した写真は私のうちの野菜の　今　です