早すぎる入梅。 [旧暦でわかる花木の1年]
皆さんのお宅では、もう夏の苗に植え替えは終わりましたか?
今年は春に気候がよかったので、 まだ、パンジーがきれいに咲いているお宅も多いですね。
今年の入梅(つゆいり)は実に早いですね。
本来であれば、今、「植え替え」に「防虫剤の散布」にと、
入梅までに終わらせる時期で、ばたばたと動き回っているはずなのですが、
今年はまだまだその作業も終わっていませんので、正直あせっています
ついでに台風まできてしまうとは・・・・
梅雨という季節は、本来
旧暦の二十四節気でいう「夏至」(現在の6月22日ごろ)をはさんで前後20日の雨期のこと を言っていたらしいので、
私たちは、大体6月のはじめから、7月の15日ごろまでを梅雨であるという基準に仕事を進めていっています。
名前のとおり、「梅の実がちょうど熟す時期に降る雨」のことです。
しかし、今年はちょうど1週間くらい早いので、予定が天気によってかなり狂ってきてしまっています。
雨の日が多いので、思ったとおりに仕事が進んでいきません。
本当に私たちの仕事は、天気と気候に左右されてしまうのです。
では、なぜ 梅雨までに植え替えを済ませるのでしょうか?
・夏苗を梅雨の雨でしっかり成長させて、夏の暑さにも負けないしっかりとしたものにするため。
・梅雨が明けた後には、急に気温が上がり、暑い日々が続きます。そんなときに夏苗を植えても根付かず、だめになってしまう場合が多いから。
・植え替え時期にあわせて農家が生産しているので、その時期を逃すと、あまりいい苗はなくなるため。
以上のような理由から、出来るだけ梅雨に入るまでに植え替えを終わらせようと頑張っているのです。
まだ、植え替えが終わっていない方は、梅雨の晴れ間の日に早く片付けましょう。
欲しい花苗がなくなってしまいますよ。
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