緑のカーテンづくり どうしたらいい?(便利グッヅとゴーヤ栽培のコツ) [花の植え方、育て方]
年々過酷になる夏の暑さ!
そして節電や電気代の節約を考えて
「緑のカーテン」に挑戦される人の数も年々増えてきているようです。
それに伴い、いろいろな疑問や質問をいただくようになりましたので、
下の3つについて、お話しておきましょう。
①「緑のカーテン」ってどこに引っ掛けるの?
②ベランダで使える緑のカーテンの便利グッツはありますか?
③緑のカーテンが思ったように横に広がらない育たない。どうすればいいの?
***************************************************************
その前に、私のブログを初めて読んでいただく方には
こちらのブログで今まで、「緑のカーテン」の話題を書いています。
先にご覧いただいた上での補足を今日は書きますので、
下のブログを読んでみてください。
2011年5月 「緑のカーテンつくりましょう」
こちらをクリック↓
http://poca2.blog.so-net.ne.jp/2011-05-22
2012年5月 「緑のカーテンを作るオススメの苗」
こちらをクリック↓
http://poca2.blog.so-net.ne.jp/2012-05-23
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さて、今回は、この「緑のカーテンづくり」を始める上で、
皆さんが直面した疑問? 不安?質問 などについてお話しましょう。
①「緑のカーテン」ってどこに引っ掛けるの?
最近の家は屋根瓦がなく、四角いビルのような一戸建ての家が多いようで
軒がないため引っかけを作るための場所がどう見ても見当たらない。
・新築の家の壁に穴を開けたりしたくないし、ましてや業者の方に頼むとお金がかかる。
・マグネット式の引っ掛けは、意外と落ちやすい。
・立てかけ式のグリーンカーテンだと、台風や強風の日が心配。
これらを解消するためのグッズがありますよ。
しかも、安くて簡単に使えます。
ご紹介しましょう。
・・・窓枠サッシ対応のすだれ、もしくはシェード用の金具を利用しましょう。・・・・
緑のカーテンの引っ掛けには、
「緑のカーテン作りましょう」でもご紹介した
すだれ用の「サッシ固定金具」を利用すれば百均でも購入できますよ
こちらをご参考に→ http://poca2.blog.so-net.ne.jp/2011-05-22
よく見かけるこんな金具です。
立てかけ式には、
第一ビニールの「緑のカーテン転倒防止パーツ」
これは、サッシに金具を引っ掛けてねじでとめつけるタイプです。
穴を開ける必要もありません。
立てかけ式でもしっかりと固定することが出来ます。
最近はホームセンターの緑のカーテンのコーナーの付近でも販売しているところがあります。
商品の詳細は、こちらをクリックしてください。↓
引っかけを使わず置き型タイプもあります。
アイリスオオヤマ 「置き型グリーンカーテン」
引っ掛けるところを考えなくても、ネットを這わすことが出来ます。
高さは180センチ程度。組み立て式ですが、比較的簡単に組み立てられます。
ただ、必要ない季節も簡単にたたんでおいておくことは出来ないようで、
ずっと置きっ放しになっていてもいいという方には、便利かも知れません。
商品の詳細は、こちらをクリックしてください。↓
②ベランダで使える緑のカーテンの便利グッツはありますか?
マンションでは、意外と緑のカーテンを張りにくいようで、シェイドを張ったり、すだれをかけたりと諦めるようですが、なんか圧迫感があるので、いい方法はありませんか?
・風が強いので固定が難しい。
・どこにネットを引っ掛けていいのかわからない。
・上の家に伸びていかないかが心配。
これらを解消するグッズを紹介しましょう。
第一ビニール 「ベランダ用パイプキャッチ」
ベランダに直径10センチまでのパイプが通っている方は、
それに支柱をしっかりと固定することが出来るグッズです。
また、引っ掛けるところを気にしなくても大丈夫です。
これなら、ベランダを広く使用することが出来ますし、
植物にもしっかりを日が当たってくれるはずです。
商品の詳細はこちらをクリックしてください。↓
上の階へ伸びていくことが心配の方は、
屋根に当たって上には行かないように、
つっぱり棒(2M50前後のもの・・実際の高さを測ってください)を利用して
少し内側にネットを張るといいですね。
縦につっぱり棒。横は支柱を結束バンドでつっぱり棒に固定するといいでしょう。
(固定する前にネットを支柱に通しておいてください。)
こんな商品もあります。
アイリスオオヤマ 「天井突っ張り式グリーンカーテン」
こちらは、275cmまでの高さであれば、使用できます。
組み立て式です。
値段も突っ張り棒を2本買うより安いかもしれません。
植物にある程度高さが出てきたら、途中できり戻すといいですよ。
商品の詳細は、こちらをクリックしてください。↓
③緑のカーテンが思ったように横に広がらない育たない。
・ヘチマやゴーヤが上に1本ヒョロっと伸びていくだけで、横に広がらないので、思ったように光をさえぎってくれない。
・横に広がらないので、たくさん植えてみたのに、大きくならない。
・ゴーヤの実がほとんど成らない。
前にもお話しましたが、つる性の植物でグリーンカーテンに向いている植物は、
やっぱり、「ゴーヤ」が1番だと思います。
では、その栽培のポイントをお話しましょう。
<「ゴーヤ」の栽培のコツ>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■ ゴーヤには種類がある
皆さんが今植えているゴーヤの品種をご存知でしょうか?
苗についていた札や種の袋に書いてあります。
「節成り(ふしなり)ゴーヤ」と「節成りではないゴーヤ」で実のつき方が違います。
「節成り」とは、すべての葉の付け根から実が成る・・というゴーヤで、
たくさん実をつけるので、高い値段で売られています。
園芸店やホームセンターでよく売られている品種は、節なりではないものが多く、
「あばしゴーヤ」・・・葉が実が小ぶり。節成りではないが、たくさん実が成る。
「中長ゴーヤ」・・・・葉が大きいが、実はあまり成らない。カーテン向き。
「薩摩大長れいし」・・・細長い実が成る。苦めの味。
「白ゴーヤ」・・・・・白い実が成る。苦味は薄い。
このあたりです。
実を食べない方は、「中長ゴーヤ」が葉が大きくカーテンにはオススメです。
実が成るほうがいい方は、「あばしゴーヤ」がオススメです。
たくさん実を食べたい方は、高いですが「節成りゴーヤ」を探してみてください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■ ゴーヤを大きく育てるにはたくさんの「光」と「水」と「肥料」がいる
ゴーヤのように、大きな葉をたくさんつけて長くのびていく植物は、
根をはる時に、そして、成長するときにたくさんのエネルギーが必要になります。
人間もしっかり栄養をとらないと、しっかり働けませんよね。
このエネルギーの素となるのが、「光と水と肥料」なのです。
小学生のときに習った光合成を思い出してください。
光合成とは・・・太陽の光を吸収してその光エネルギーを使って、
大気中の二酸化炭素と根から吸収した水で、
酸素と糖類(でんぷん)を作リ出す作用のこと。
ほら、光と水は欠かせません。
ましてや、たくさんの葉を大きく長く伸ばすには、本当にたくさん必要なのです。
真夏の30度を越える暑さの中で、1m以上に育ったゴーヤにとって、水は、半日で乾いてしまいます。
鉢植えのゴーヤは、1日2回の水遣りを心がけてください。
そして、肥料は、「元肥」が大事です。
ゴーヤの「元肥」には、牛糞(ぎゅうふん)が長く効いて良いとされています。 しっかりと深い根を伸ばすのに必要だからです。
どうしても手に入らなければ、油粕(あぶらかす)や化成肥料でもいいです。
「ああっっっ!!入れてなかった」 という方は、今からでも大丈夫です。
苗の横に混ぜ込んでください。
ちゃんと入れた方も、安心せずに、梅雨の後に 「液肥」を追加しましょう。
こうして、1ヶ月に1回ほどは液肥を追加していくと良いでしょう。
ちなみに、液肥は、「ハイポネックス」や「花工場」などの原液を薄めたものでいいです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■ ゴーヤは植えすぎない。深く大きな鉢に植えましょう。
ゴーヤは、狭いところにたくさん植えると、大きくなりません。
鉢植えにするなら、
よく使う60cmくらいのプランターでは、多くても2苗まで。
欲張ってたくさん植えても、1苗分の領地が減り、大きく成長することが出来なくなります。
大きく長く育てたいと思うなら、7~10号の深鉢に1苗がベスト!
根がしっかり大きくなるほど上につるを大きく伸ばすことが出来るからです。
地面に直接植える場合は、ほとんど心配は要りません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■ ゴーヤの苗は折れやすい。ネットまで短い支柱で補助をする。
ゴーヤの苗は、ヒョロっとしていて、風で折れやすいものです。
頼りになる支柱(30センチ位のものでよい)をそばに立てておいてやると、
それを支えにネットまでの間が伸びやすいため、早く大きくなります。
そして、苗を植えたら、根がはるまでは、水を完全に切らすことがないように気をつけましょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■ ゴーヤが横に広がって伸びるためには、「摘心(てきしん)」が必要。
「摘心」とは?
ゴーヤの株は、土に植えてやると、1本の茎が上に向かって伸びていこうとします。
この1本の茎を あるところで切ってやると、
「脇芽」と言って、切ったすぐ下の葉の両サイドからそれぞれ1本ずつ別の茎が伸びてきます。
この作業を「摘心」といいます。
こうして、切ることにより、
1つの株から2本の茎が横に向かって伸び、
さらにまた、摘心することでネットを横に向かって葉が覆っていきます。
つまり、何度か伸びていく茎を切ることで、脇芽を増やして、伸びていく茎を増やしていくのです。
ゴーヤの摘心の目安は、本葉が5枚出てきたところ というようにいわれています。(本葉ですよ!!)
でも、 せっかく順調に伸びた茎を切ってしまって、枯れないか心配 ですよね。
そこで、 私の摘心のオススメ時期は、もっと遅め です。
ゴーヤが30センチの支柱を伸びきって、ネットに達して安定した頃
下から50~60センチに成長した頃
これが、私のオススメの摘心時期です。
そして、摘心で大切なことはもう1つ。
摘心したての1週間はしっかりと水を与えること!!
一番いいのは、雨が降りつづく前日に摘心することです。
ここが大事ですよ↑
でないと枯らしてしまいます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■ ネットはしっかりと縦横、固定するべし
ネットの縦にも横にも支柱を入れてピンと張ると、
つるの植物は「頼れる安心なところ」にほれ込んで成長しやすくなります。
出来るだけ、ゆらゆらしないようにネットを引っ張ってはりましょう。
こんな感じがいいですね。
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ポイントを抑えて、面倒と思わずに育ててみてください。
きっと、今年は去年より上手に育てることが出来るでしょう。
そして節電や電気代の節約を考えて
「緑のカーテン」に挑戦される人の数も年々増えてきているようです。
それに伴い、いろいろな疑問や質問をいただくようになりましたので、
下の3つについて、お話しておきましょう。
①「緑のカーテン」ってどこに引っ掛けるの?
②ベランダで使える緑のカーテンの便利グッツはありますか?
③緑のカーテンが思ったように横に広がらない育たない。どうすればいいの?
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その前に、私のブログを初めて読んでいただく方には
こちらのブログで今まで、「緑のカーテン」の話題を書いています。
先にご覧いただいた上での補足を今日は書きますので、
下のブログを読んでみてください。
2011年5月 「緑のカーテンつくりましょう」
こちらをクリック↓
http://poca2.blog.so-net.ne.jp/2011-05-22
2012年5月 「緑のカーテンを作るオススメの苗」
こちらをクリック↓
http://poca2.blog.so-net.ne.jp/2012-05-23
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さて、今回は、この「緑のカーテンづくり」を始める上で、
皆さんが直面した疑問? 不安?質問 などについてお話しましょう。
①「緑のカーテン」ってどこに引っ掛けるの?
最近の家は屋根瓦がなく、四角いビルのような一戸建ての家が多いようで
軒がないため引っかけを作るための場所がどう見ても見当たらない。
・新築の家の壁に穴を開けたりしたくないし、ましてや業者の方に頼むとお金がかかる。
・マグネット式の引っ掛けは、意外と落ちやすい。
・立てかけ式のグリーンカーテンだと、台風や強風の日が心配。
これらを解消するためのグッズがありますよ。
しかも、安くて簡単に使えます。
ご紹介しましょう。
・・・窓枠サッシ対応のすだれ、もしくはシェード用の金具を利用しましょう。・・・・
緑のカーテンの引っ掛けには、
「緑のカーテン作りましょう」でもご紹介した
すだれ用の「サッシ固定金具」を利用すれば百均でも購入できますよ
こちらをご参考に→ http://poca2.blog.so-net.ne.jp/2011-05-22
よく見かけるこんな金具です。
立てかけ式には、
第一ビニールの「緑のカーテン転倒防止パーツ」
これは、サッシに金具を引っ掛けてねじでとめつけるタイプです。
穴を開ける必要もありません。
立てかけ式でもしっかりと固定することが出来ます。
最近はホームセンターの緑のカーテンのコーナーの付近でも販売しているところがあります。
商品の詳細は、こちらをクリックしてください。↓
引っかけを使わず置き型タイプもあります。
アイリスオオヤマ 「置き型グリーンカーテン」
引っ掛けるところを考えなくても、ネットを這わすことが出来ます。
高さは180センチ程度。組み立て式ですが、比較的簡単に組み立てられます。
ただ、必要ない季節も簡単にたたんでおいておくことは出来ないようで、
ずっと置きっ放しになっていてもいいという方には、便利かも知れません。
商品の詳細は、こちらをクリックしてください。↓
②ベランダで使える緑のカーテンの便利グッツはありますか?
マンションでは、意外と緑のカーテンを張りにくいようで、シェイドを張ったり、すだれをかけたりと諦めるようですが、なんか圧迫感があるので、いい方法はありませんか?
・風が強いので固定が難しい。
・どこにネットを引っ掛けていいのかわからない。
・上の家に伸びていかないかが心配。
これらを解消するグッズを紹介しましょう。
第一ビニール 「ベランダ用パイプキャッチ」
ベランダに直径10センチまでのパイプが通っている方は、
それに支柱をしっかりと固定することが出来るグッズです。
また、引っ掛けるところを気にしなくても大丈夫です。
これなら、ベランダを広く使用することが出来ますし、
植物にもしっかりを日が当たってくれるはずです。
商品の詳細はこちらをクリックしてください。↓
上の階へ伸びていくことが心配の方は、
屋根に当たって上には行かないように、
つっぱり棒(2M50前後のもの・・実際の高さを測ってください)を利用して
少し内側にネットを張るといいですね。
縦につっぱり棒。横は支柱を結束バンドでつっぱり棒に固定するといいでしょう。
(固定する前にネットを支柱に通しておいてください。)
こんな商品もあります。
アイリスオオヤマ 「天井突っ張り式グリーンカーテン」
こちらは、275cmまでの高さであれば、使用できます。
組み立て式です。
値段も突っ張り棒を2本買うより安いかもしれません。
植物にある程度高さが出てきたら、途中できり戻すといいですよ。
商品の詳細は、こちらをクリックしてください。↓
③緑のカーテンが思ったように横に広がらない育たない。
・ヘチマやゴーヤが上に1本ヒョロっと伸びていくだけで、横に広がらないので、思ったように光をさえぎってくれない。
・横に広がらないので、たくさん植えてみたのに、大きくならない。
・ゴーヤの実がほとんど成らない。
前にもお話しましたが、つる性の植物でグリーンカーテンに向いている植物は、
やっぱり、「ゴーヤ」が1番だと思います。
では、その栽培のポイントをお話しましょう。
<「ゴーヤ」の栽培のコツ>
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■ ゴーヤには種類がある
皆さんが今植えているゴーヤの品種をご存知でしょうか?
苗についていた札や種の袋に書いてあります。
「節成り(ふしなり)ゴーヤ」と「節成りではないゴーヤ」で実のつき方が違います。
「節成り」とは、すべての葉の付け根から実が成る・・というゴーヤで、
たくさん実をつけるので、高い値段で売られています。
園芸店やホームセンターでよく売られている品種は、節なりではないものが多く、
「あばしゴーヤ」・・・葉が実が小ぶり。節成りではないが、たくさん実が成る。
「中長ゴーヤ」・・・・葉が大きいが、実はあまり成らない。カーテン向き。
「薩摩大長れいし」・・・細長い実が成る。苦めの味。
「白ゴーヤ」・・・・・白い実が成る。苦味は薄い。
このあたりです。
実を食べない方は、「中長ゴーヤ」が葉が大きくカーテンにはオススメです。
実が成るほうがいい方は、「あばしゴーヤ」がオススメです。
たくさん実を食べたい方は、高いですが「節成りゴーヤ」を探してみてください。
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■ ゴーヤを大きく育てるにはたくさんの「光」と「水」と「肥料」がいる
ゴーヤのように、大きな葉をたくさんつけて長くのびていく植物は、
根をはる時に、そして、成長するときにたくさんのエネルギーが必要になります。
人間もしっかり栄養をとらないと、しっかり働けませんよね。
このエネルギーの素となるのが、「光と水と肥料」なのです。
小学生のときに習った光合成を思い出してください。
光合成とは・・・太陽の光を吸収してその光エネルギーを使って、
大気中の二酸化炭素と根から吸収した水で、
酸素と糖類(でんぷん)を作リ出す作用のこと。
ほら、光と水は欠かせません。
ましてや、たくさんの葉を大きく長く伸ばすには、本当にたくさん必要なのです。
真夏の30度を越える暑さの中で、1m以上に育ったゴーヤにとって、水は、半日で乾いてしまいます。
鉢植えのゴーヤは、1日2回の水遣りを心がけてください。
そして、肥料は、「元肥」が大事です。
ゴーヤの「元肥」には、牛糞(ぎゅうふん)が長く効いて良いとされています。 しっかりと深い根を伸ばすのに必要だからです。
どうしても手に入らなければ、油粕(あぶらかす)や化成肥料でもいいです。
「ああっっっ!!入れてなかった」 という方は、今からでも大丈夫です。
苗の横に混ぜ込んでください。
ちゃんと入れた方も、安心せずに、梅雨の後に 「液肥」を追加しましょう。
こうして、1ヶ月に1回ほどは液肥を追加していくと良いでしょう。
ちなみに、液肥は、「ハイポネックス」や「花工場」などの原液を薄めたものでいいです。
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■ ゴーヤは植えすぎない。深く大きな鉢に植えましょう。
ゴーヤは、狭いところにたくさん植えると、大きくなりません。
鉢植えにするなら、
よく使う60cmくらいのプランターでは、多くても2苗まで。
欲張ってたくさん植えても、1苗分の領地が減り、大きく成長することが出来なくなります。
大きく長く育てたいと思うなら、7~10号の深鉢に1苗がベスト!
根がしっかり大きくなるほど上につるを大きく伸ばすことが出来るからです。
地面に直接植える場合は、ほとんど心配は要りません。
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■ ゴーヤの苗は折れやすい。ネットまで短い支柱で補助をする。
ゴーヤの苗は、ヒョロっとしていて、風で折れやすいものです。
頼りになる支柱(30センチ位のものでよい)をそばに立てておいてやると、
それを支えにネットまでの間が伸びやすいため、早く大きくなります。
そして、苗を植えたら、根がはるまでは、水を完全に切らすことがないように気をつけましょう。
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■ ゴーヤが横に広がって伸びるためには、「摘心(てきしん)」が必要。
「摘心」とは?
ゴーヤの株は、土に植えてやると、1本の茎が上に向かって伸びていこうとします。
この1本の茎を あるところで切ってやると、
「脇芽」と言って、切ったすぐ下の葉の両サイドからそれぞれ1本ずつ別の茎が伸びてきます。
この作業を「摘心」といいます。
こうして、切ることにより、
1つの株から2本の茎が横に向かって伸び、
さらにまた、摘心することでネットを横に向かって葉が覆っていきます。
つまり、何度か伸びていく茎を切ることで、脇芽を増やして、伸びていく茎を増やしていくのです。
ゴーヤの摘心の目安は、本葉が5枚出てきたところ というようにいわれています。(本葉ですよ!!)
でも、 せっかく順調に伸びた茎を切ってしまって、枯れないか心配 ですよね。
そこで、 私の摘心のオススメ時期は、もっと遅め です。
ゴーヤが30センチの支柱を伸びきって、ネットに達して安定した頃
下から50~60センチに成長した頃
これが、私のオススメの摘心時期です。
そして、摘心で大切なことはもう1つ。
摘心したての1週間はしっかりと水を与えること!!
一番いいのは、雨が降りつづく前日に摘心することです。
ここが大事ですよ↑
でないと枯らしてしまいます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■ ネットはしっかりと縦横、固定するべし
ネットの縦にも横にも支柱を入れてピンと張ると、
つるの植物は「頼れる安心なところ」にほれ込んで成長しやすくなります。
出来るだけ、ゆらゆらしないようにネットを引っ張ってはりましょう。
こんな感じがいいですね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ポイントを抑えて、面倒と思わずに育ててみてください。
きっと、今年は去年より上手に育てることが出来るでしょう。
摘心のことよくわかりました。
by はな (2013-07-02 15:00)
はなさん、お読みいただきありがとうございます。
ゴーヤは、比較的育てやすい植物ですので、
お水遣りをしっかりしていただければ、うまく育っていくと思います。
by みーむ (2013-07-02 19:54)